FlightAware PiAware ADS-B受信機を自作してみませんか?

設置場所を選ばず、航空機からご自分のコンピューターへ直接リアルタイムのデータを受信できるご自分専用のADS-B受信機を作成・運用することができるようになりました。

あなたのデバイスではFlightAwareのPiAwareソフトウェアがご利用可能です。100-300 マイル(直線の視野方向、範囲はアンテナの設置状況によります)内のフライトを追跡でき、FlightAwareに自動的にデータを送信できます。 ご自分のPiAwareデバイスまたはFlightAware.com経由で直接フライトを追跡できます。

FlightAwareからの感謝の気持ちとして、受信したADS-Bデータを送信してくださるユーザーには以下を提供させていただきます:

  • flightaware.comのライブデータ(データ処理時間により最大2分間遅延することがあります)
  • ローカルデバイスで受信した最新ライブデータへのアクセス(ローカルネットワーク接続で統計ページにアクセスして閲覧できます)
  • ローカルデバイスから送信されたデータはFlightAwareの追跡ログ上でハイライト表示されます
  • サイトパフォーマンスの詳細な統計
  • Enterprise Account(USD99.95/月)が無料になります

エンタープライズアカウントを使用するにあたり、私は、FlightAwareのウェブサイトの使用、FlightAwareのウェブサイトやモバイルアプリ上またはそれらを通じて利用可能なすべてのコンテンツ、サービス、商品、またはFlightAware Discussionsサイト等を含むFlightAwareにより提供されたソフトウェアの使用に適用されるFlightAwareの プライバシーポリシーおよびFlightAwareの利用規約FlightFeedersまたはADS-Bデータの契約条件を承諾するとともに、これらに同意します。

すぐに簡単に始めることができます!

下記説明書をお使いになれば、約2で完成します。パーツ費用は約100米ドル/80ユーロです。

既にRaspberry Piでdump1090を起動中ですか?

PiAwareの最新版のインストールについては、PiAwareインストール方法解説ページをご覧ください。
FlightAware PiAware: SkyAware ADS-B software web interface


1PiAwareショッピングリスト

PiAwareを組み立てるには、以下のコンポーネントが必要です: (FlightAwareは、サードパーティとしてThe PiHutおよびRaspberryPi.comのウェブサイトへのリンクを掲載していますが、提携関係にはありませんので、ご注意ください。)

  1. Raspberry Pi 3 / 4 / Zero W
  2. Raspberry Pi用電源
    • 推奨電源仕様は5.1ボルト 2.5アンペアです
  3. マイクロSDカード(サイズ:8GB以上)
  4. マイクロSDカードリーダー
    • コンピューターにSDカードスロットがない場合は、USB接続可能なSDカードリーダー/ライターが必要です。
  5. USB SDR ADS-Bレシーバー(FlightAware Pro StickまたはPro Stick Plus推奨)
  6. 1090MHzアンテナ
  7. 必須ではありませんが、以下のアイテムを購入、入手することもできます。

2PiAwareをSDカードにインストールする

チュートリアルはMAC用ですが、Windowsも同様です
  1. ご希望のPiAware SDカードイメージを選択し、ダウンロードしてください
  2. https://www.raspberrypi.com/software/でSDカードライター(約80MB)をダウンロードし、指示に従ってプログラムをインストールしてください。
  3. RPi Imager download
  4. Raspberry Pi Imagerを開きます。
    • プログラムは管理者として実行する必要がある場合があります(MAC:Ctrlを押しながらアプリケーションを開く / Windows:アプリケーションを右クリックして「管理者として実行する」を選択)。
    RPi Imager Icon
  5. ご使用になるRaspberry Piデバイスを選択します。
  6. RPi Imager choose device
  7. 「OSの選択」を選択し、一番下までスクロールしてカスタムOSを選択します。その後、PiWareのZipフォルダ内のPiWareのイメージファイルを開きます。
  8. Zipファイルの解凍
    Raspberry Pi ImagerではZipファイルが選択可能になり、正しくフラッシュするようになりますが、OSのブートは失敗します。必ず最初にZipファイルを解凍し、直接イメージファイルを選択してください。
    RPi Imager choose device
  9. 注意深く正しいマイクロSDカードまたはUSBドライブを選択してください。選択されたドライブ上のデータはすべて消去されます。不注意により何年もかけて保存してきた写真を消去してしまった人もいますので、くれぐれもご注意ください。大切なデータを誤って消去しないよう、外部ハードドライブやその他の外部接続デバイスを予め取り外しておくことをおすすめします。
  10. 正確なドライブ
    イメージをインストールするドライブを正確に選択してください
    • Finder画面で該当ドライブを指定してください。下の画像はマイクロSDカードが'NO NAME'として表示されています。
    • RPi Imager Choose Device
  11. 「OSのカスタム設定を適用しますか?」と表示された場合は、「いいえ」を選択します
  12. RPi Imager OS Customize
  13. 適切なドライブが表示されたことを確認してから「はい」を選択するとフラッシュプロセスが始まります
  14. RPi Imager warning
    • 管理者権限が必要です。指示が表示されたら管理者アカウントにサインインしてください。
  15. PiAwareのインストール後は、手動でSDカードをコンピューターから取り出さない限り、Etcherが自動的にSDカードを排出します。
  16. RPi Imager Write Successful

3任意:WiFiを有効にします

オプション1:Bluetooth経由

申し訳ございません。このブラウザーではBluetoothがサポートされていません。現在対応可能なブラウザー:Google Chrome、Android版Google Chrome、Opera、Microsoft Edge

オプション2:手動設定

オンボードWiFiまたはUSBアダプターでインターネットに接続している場合は設定ファイルを編集する必要があります。Etcherはフォーマット完了後、マイクロSDカードを排出します。マイクロSDカードまたはUSBアダプターを物理的に取り出し、再度コンピューターに差し込んで設定ファイルを編集します。

設定ファイルではユーザーが以下の設定を行うことができます

  • 有線ネットワーク
  • 無線(WiFi)ネットワーク
    • PiAwareは暗号化されていないネットワークや暗号化されたWPA/WPA2ネットワークに対応しています;WEPは非対応
  • 自動または手動アップデート*
  • マルチラテレーション(MLAT)出力*
  • 受信機タイプ(RTL-SDR、Beast、Radarcapeまたは他のMode S/ADS-Bソース)
  • RTL-SDRゲイン、PPM、デバイスインデックス
  • *サイトの統計ページで設定可能な項目を表示します 全般設定オプションについては、 高度な設定 をご覧ください
設定ファイル形式

設定ファイルはシンプルなテキスト形式のファイルです。MAC OSのTextEditプログラムはスマートクオート機能があり、リッチテキスト形式で保存されますので、必ずこれらのオプション設定を無効にしてください。

「#」で始まるライン(文)はコメントラインですので無視されます。空白ラインも無視されます。その他のラインは設定を定義するものです。

Windows
  1. エクスプローラーを開きます
  2. PiAwareと名前の付いたマイクロSDカードデバイスを選択します
  3. piaware-config.txtという名前のファイルを開きます
  4. ファイルはNotepad(メモ帳)で開きます
Mac Os X
  1. Finderプログラムを開きます
  2. PiAwareと名前の付いたマイクロSDカードデバイスを選択します
  3. piaware-config.txtという名前のファイルを開きます
  4. ファイルはTextEditで開きます

以下は開いているテキストファイルです。WiFiを有効にする方法は太字で表示されています。


#
# This file configures the Piaware sdcard image
# configuration. Whenever the system boots, this
# file is read and its contents are used to
# configure the system.
#
# Lines beginning with a '#' are comment lines
# and are ignored. Blank lines are also ignored.
# All other lines specify configuration settings.
#

#
# WIRED NETWORK CONFIGURATION
#
# Should piaware use the wired ethernet port
# for network access?
wired-network yes

# Wired network configuration:
# Most networks will use DHCP
wired-type dhcp

# Alternatively, a static address configuration
# can be provided; set "wired-type" to static to use this.
wired-address 192.168.1.10
wired-netmask 255.255.255.0
wired-broadcast 192.168.1.255
wired-gateway 192.168.1.254
wired-nameservers 8.8.8.8 8.8.4.4

#
# WIRELESS NETWORK CONFIGURATION
#

# Should piaware use a wifi adaptor
# for network access? You will need to attach
# a supported USB wifi adaptor for this to work.

# change this to "yes" to enable wifi
wireless-network yes

# Wifi SSID and password.
# This should be changed to match your wireless
# network SSID and, for networks that require
# a passphrase, the passphrase.
wireless-ssid MyWifiNetwork <-----replace MyWifiNetwork with the name of your WiFi (aka the SSID of your local network)
wireless-password s3cr3t <-----replace s3cr3t with the password to your WiFi

# Wifi network configuration:
# Most networks will use DHCP
wireless-type dhcp

# Alternatively, a static address configuration
# can be provided; set "wireless-type" to static to use this.
wireless-address 192.168.1.10
wireless-netmask 255.255.255.0
wireless-broadcast 192.168.1.255
wireless-gateway 192.168.1.254
wireless-nameservers 8.8.8.8 8.8.4.4

Windows
  1. ファイルの編集終了後、保存してNotepad(メモ帳)をとじてください
  2. システムトレーまたはマイコンピューターでマイクロSDドライブを右クリックして取り出すを選択し、カードを取り出します。
  3. piaware eject Windows 7
  4. SDカードを取り出せる状態になったことを知らせるポップアップが表示されます
  5. Windows SD card safe to remove
Mac Os X
  1. ファイルの編集終了後、保存してTextEditを閉じてください
  2. Finderまたは取り出しアイコンを使用してマイクロSDカードを取り出してください。
  3. piaware eject button MAC

4PiAwareデバイスを起動する

  1. Raspberry Piに(PiAwareをインストールした)SDカードを挿入します。
  2. Micro SD card in Pi
  3. 任意:Raspberry Piにケースを付けてください。
  4. Raspberry PiにUSB SDR ADS-Bレシーバーを差し込んでください。
  5. RTL-SDR connected to Raspberry Pi
  6. アンテナケーブルをUSB SDR ADS-Bドングルにしっかりと差し込みます。
  7. Antenna connected to USB SDR ADS-B receiver
  8. イーサーネット(インターネット)ケーブルを接続します。(WiFiを使用する場合はこのステップは飛ばしてください)
  9. Raspberry Piの電源をコンセントにさしてください。
  10. Raspberry Pi connected to power and an antenna
  11. Raspberry Piの赤色のLEDライトが点灯し、緑色のLEDライトが点滅しており、イーサーネット接続口の隣にある緑色と黄色のLEDライトも点滅していることを確認する。
  12. Raspberry Pi LEDs

5FlightAware.comでPiAwareクライアントを申し込む

PiAwareが起動するまで4~5分程度お待ちいただき、起動後にFlightAwareアカウントをPiAwareデバイスに関連付けます。これにより、参加者に与えられるすべての特典が利用可能になります。

デバイスの起動後は:

お使いのルーターの管理画面でIPアドレスを確認し、ブラウザーで同じネットワーク上の該当IPアドレスを入力して移動してください。デバイスが割り当てられていない場合は、PiAwareデバイスを割り当てるリンクが表示されます。

または

FlightAware.comでPiAwareクライアントを申し込む

5分経ってもデバイスが割り当てられた通りに表示されない場合は、デバイスを再起動してください。再起動しても解決できない場合は、WiFi設定が正しいことを確認してください(WiFiをお使いの場合)。それでも解決できない場合は、ADSBsupport@FlightAware.comへご連絡ください。(下記リンクの)統計ページで割り当てられたことをご確認ください。

FlightAware PiAware: Claim PiAware via Status

6自分のADS-Bの統計を見る

  1. あなたのADS-B統計情報:https://ja.flightaware.com/adsb/stats
    • FlightAwareはすぐにあなたのデータの処理を開始し、30分以内に統計情報を表示します。
    • Statistics Page
    • またはサインインした状態で、上部の「マイADS-B」をクリックしてください。この「マイADS-B」は、あなたのサイト(機器の設置場所)から30分以上データが送信された後に表示されるようになっています。
    • My ADS-B in the page header

  2. サイト名の右側に表示されている歯車アイコンをクリックすると統計ページが表示され、ご自宅の場所とアンテナの高さを設定できます。

    • マルチラテレーション(MLAT)は、航空機からの信号を受信した位置を認識することで航空機の位置をピンポイントで認識し、動作します。
    • Statistics page gear icon location

  3. FlightAwareの統計ページでは、お使いのデバイスのローカルIPも確認でき、直接接続リンクも提供しています。レシーバーが検知しているフライトをマップ上で表示するウェブポータル「SkyAware」へのリンクも確認できます。
  4. Statistics page SkyAware link location
    FlightAware PiAware: SkyAware ADS-B software web interface

7成功!

飛行機からの信号は障害物を通過できませんので、アンテナは上空までの"直線の視野方向"に障害物がない場所に設置しなければなりません。最適な設置場所は250マイル / 400km以上の範囲をカバーできる屋外の屋根の上です。

PiAwareを使って、ADS-Bフィーダー様専用のFlightAware機能を存分にお楽しみください。 あなたの体験をシェアしたり、より詳しく学ぶには、ディスカッションフォーラムをご利用ください。

8高度な設定のためのオプション設定

PiAwareについては下記の様々なオプション機能の説明書も提供されています:
  1. アンテナ
  2. 大容量SDカードのファイルシステムの拡張方法
  3. Linuxパスワード設定
  4. コマンドライン経由でPiAwareにアクセスする
  5. 978 UAT設定ガイド
    • ヒント:978 UATの1090 MHzから変更するには、フラッシュしたSDカードのpiaware-config.txtに次の2行を追加します。
      • receiver-type none
      • uat-receiver-type sdr

PiAware - Raspberry Pi with ADS-B receiver

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